たとえば・・・。
街におでかけ中、とってもお腹ペコペコに。
「そろそろ、ご飯食べようかな~。どこか良いお店ないかな~。」
と、お店を探していたところ。
「①おいしい!」
「②ゆったりした時間をお約束!」
「③しかも、安い!」
こんな紙が貼ってある洋食屋さんを見つけたとします。
「これは、ちょうどいい!入ろう~」
と、洋食屋さんのドアを開けて中に入りました。
客:「席、あいていますか??」
店員:「お客様、申し訳ありません・・・。いま、満席で、この後も、しばらく予約が一杯で・・・。席がご用意できるのは・・・1ヶ月後になってしまいます・・・」
客:「は~っ?!1か月後~???いま、お腹ペコペコなんですけどっ?!」
お客さんが、イラッとなったり、ガッカリしたりするのも当然ですよね・・・
「勝手なお店だなあ!」と思うかもしれません。
でも、もしかすると、お店には、こんな悩みがあるのかもしれません。
「無理矢理、席を増やして、お客様を店の中に入っていただいても、お料理を出すまで、すっごく待たせてしまって、かえって迷惑かけるかも・・・」
「無理して、何とか急いで料理を出しても、いつもよりも雑なものになってしまって、かえってガッカリさせちゃうのはイヤだ・・・」
「食事の時間を区切ったら、たくさんのお客様に来てもらえるけれども、それって『ゆったりした時間』を過ごしてもらえてないよね??」
実は、私も同じような悩みにぶつかりました。
このホームページでは、①女性弁護士が対応する、②相談時間に制限なし、ゆっくり話ができる、そして、③初回は無料相談。
ということで、女性の皆様からの離婚相談をご案内してまいりました。
「女性が、気軽に、女性弁護士と出会い、ゆっくり話ができ、離婚問題を解決していくための道筋をつくることができるようにしたい!」
そんな気持ちでスタートいたしました。
おかげさまで、大変たくさんの方から、相談をしたい、というご連絡をいただくようになりました。
そうしたところ、あっという間に相談枠が埋まってしまうことも多くなりました。
そのため、せっかくご連絡いただいても、相談自体をお断りせざるを得ないようなことも多くなってまいりました。
今までのお客様の声をうかがったところ、私のところにご連絡をいただいたきっかけ&相談後にご満足いただいたことの第一位は
「②相談時間に制限なし、ゆっくり話ができる」ところ。
私としても、ホームページ相談をスタートさせるにあたっての1番のこだわりポイント。
ここは、どーーーーしても、譲りたくない!!
相談時間を30分とか短時間に区切って、分刻みで、ぎっちぎちに予約を詰め込めば、たくさんのお客様の相談に対応できるかもしれません。
でも、弁護士側も、分刻みの予約で余裕を失ってしまうし、相談者の方に、終了時間をうるさく言うことになってしまい、全然ゆったり話せなくなってしまう。
これじゃあ、本末転倒。私が目指すものから、全然離れてしまいます・・・
ここで、ふと思いました。
③無料相談だと、確かに気軽に相談しやすいので、たくさんの方がご連絡してくださるようになった1つの理由なのだろう。
でも、無料相談は、札幌弁護士会や行政サービスの一環の法律相談など、私以外でも、結構やっているところは多いなあ、と。
さっきの洋食屋さんの例でいえば、「③安い」というところが1番というお客様だったら、「洋食屋さんの席が空いていたら嬉しいけど、牛丼屋とかファーストフードとか、ちょっと長居しづらいところでもOK!」という方も、少なくないのではないかなと。
ちょっぴりお値段を上げさせてもらうと、前よりも敷居が高くなってしまうかな?とも思います。
そうなると、お店のドアを開けようと思うお客様の数は、減ってしまうかもしれません。
それでも、お店としては、①おいしい料理を、②ゆったりした時間で召し上がってもらう。そういうサービスが続けられるし、ドアを開けてくださるお客様にお断りしてガッカリさせてしまうことが減らせるのではないかしら?
そう思うようになりました。
それが、長い目で見れば、お店も満足のいくサービスを提供できるし、お客様もとっても満足することができ、お互いにHAPPYなのではないかなと・・・。
そこで、今後は、このホームページでご案内する女性のための離婚相談は、初回相談も1回5000円(消費税込み)の有料相談に変更する決意をいたしました。
相談受付は、平成26年1月から再開いたしますが、再開後の相談は、有料相談とさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、どうぞご理解くださいますようお願い申し上げます。