もう離婚だわ!
慰謝料請求するわ!!!
あ、でも…
いざ慰謝料請求するといっても、
離婚の慰謝料の金額って???
どのくらい離婚の慰謝料ってもらえるのかしら???
弁護士に離婚相談しようとする女性にとっては
おおいに気になる問題ですよね!
離婚相談の際
このような質問を受けることは少なくありません。
「慰謝料の金額は、どのくらいなのか?」
こまかいことを言うようですが
わたしやすえりとしては、
正確には、「3つの意味」があると思っています。
そのため
わたしやすえりの場合。
離婚相談の際に
女性のお客様からのご質問が
慰謝料請求がメインテーマの1つになるとき。
この「3つの意味」に沿って
お客様のケースでは、どのように言えるのか?
というやすえりなりの考えを
ご説明しています。
で。
「3つの意味」って何???
そろそろ教えてよ~
という声も聞こえてきそうなので(笑)
じゃーん!!!
「3つの意味」とは、これでーす!
①請求する金額
いざ慰謝料請求するぞ!となった場合。
最初に、請求する慰謝料金額を、どのくらいの金額で設定するか、
という意味。
②裁判官が認める金額
慰謝料請求のスタートを切ったあと。
相手ともめて
慰謝料請求や離婚問題で訴訟になるかもしれません。
そうなった場合。
慰謝料請求や離婚訴訟を担当する裁判官が、
このケースでは、
慰謝料をどのくらいの金額払うように命令しそうか?
という意味です。
この②裁判官が認める金額については、
過去の裁判例などを参考にしながら検討します。
慰謝料請求するともらえそうな金額として
ネットや本に書いてあるという場合には
この②裁判官が認める金額の意味で書いている
という風に理解して良いと思います。
また、弁護士が、特にこまかい区別をせずに
離婚慰謝料の金額について
目安金額をアドバイスしたという場合も
②裁判官が認める金額の予想をお話している
という風に理解して良いでしょう。
そして最後が
③現実に回収できる金額
最終的に、いろいろ手続などを経て…
現実に手元に来る慰謝料がどのくらいの金額になりそうか
という意味です。
フツーに考えると、
「①=②=③」
なんじゃないの?!
何を「3つの意味」があるとか、
こうるさいこと言って!
と思われるかもしれませんが・・・
実際には、そうとは限らないのです、これが…。
このあたりは、本当に、ケースバイケース。
個々のお客様から事情をお伺いして
慰謝料請求する上で、
どんな展開が予想されるかしら?
ということも踏まえながら
①、②、③それぞれの意味で、
慰謝料金額は、どんな感じになるのかなあ?
といったことを、
やすえりの思考フル回転!
くーるくるくる!!!(←注:やすえりの思考が急速回転する音。笑)
検討していき
一生懸命、
やすえりなりに考えた結果をお伝えしています。
ちなみに、この離婚慰謝料の金額とは?についての「3つの意味」という話。
弁護士の頭の中では
自然に(無意識に)区別していると思います。
ただ、ここまでこうるさく(?!)
「3つの意味」で分けて
離婚相談のときに
離婚の慰謝料の金額の話をする弁護士は珍しいかも?
少なくとも、
何か書籍などに
「一般的に離婚の慰謝料の金額というものは『3つの意味」』がございます…」
などと書かれている分類では全くありません。
やすえりが、今まで、
女性からの離婚相談を受けてきた
経験の蓄積のなかで、
「3つの意味」をご説明した方が
女性のお客様にとって、
きっと、わかりやすそう♪
そんな気がする!
・・・と。
やすえりの離婚相談を受けてきた経験の中で
編み出された独自の分類に過ぎません。
その点、あらかじめご了承を~
というわけで。
今回のまとめ!
離婚に伴う慰謝料の金額ってどのくらい?というとき。
正確にいうと
①請求する金額、②裁判官が認める金額、③現実に回収できる金額
という「3つの意味」がある。
ネット・本の説明や弁護士からのアドバイスで
特にハッキリとは区別されていない場合は
だいたい②裁判官が認める金額の意味。
そして、「3つの意味」それぞれについて
離婚に伴う慰謝料の具体的な金額は、
ケースバイケース。
ということを頭に入れておきましょう~