我が家に、少し古くなった、ハードカバーのノートがあります。
ノートの中を見ていくと、特に使っていない様子。
ただ、最後のページを見ると・・・
「やすだえりか 5さい」
ちびやすえりが書いたと思われる文字が・・・
しかも、ボールペンで・・・
記憶をたどると、祖母の家にあったそのノートがすごく気に入って、もらって帰ったんだっけ。
結局、使うわけでもなく、ただ開いたり、閉じたり、持って歩いてみたりして遊んでいたような。
それでも、バッチリ名前は書いていて、ちゃっかり、「自分の物だぞっ!」というアピールはしていたようです(笑)。
なんだかんだで、約25年、手元に残っているんだなあと、歴史(?)に結構しみじみしました。
三つ子の魂、百まで
とは、よく言ったもので。
(さっきのノートは5歳のときの話なので、「五つ子の魂」???)
私は、小さいころから、文房具集めが大好きでした。
特に紙モノに夢中。
使わずに、ただ眺めているだけで、胸がときめいちゃう
という(ちょっぴり変な)こどもでした。
ほんと、小さいころに自然と夢中になっていたこと、好きだったことは、大きくなっても変わらないものだなあと思います。
むしろ、大人になって、
「なんか、最近、自分を見失ってるかも・・・」とか
「なんとなく、今の私は、私らしくないような・・・」とか。
自分に違和感を覚えたときこそ、小さいころに自分が夢中になっていたこと、好きだったことは、とっても大事なヒント
と考えています。
大人になると、お金の制約とか、時間の制約とか、世間体を考えたりとか、色々な制約を考え始めてしまって、身動きがとりにくくなったりすることもあります。
でも、子どものころに、自然と自分が欲していたものは、制約なんて感じていなくて。きっと、「本来の自分」に、とっても近いものだと思うんです。
なので、私も、「なんとなく、心が、やさぐれてきた~!!!」とか、「なんか最近のわたし、自分らしくない!!!モヤモヤする~!!!」
というときには、小さいころに、自然と夢中になっていたこと、好きだったことを思い出してみます。
仕事で忙しくても、無理やりにでも、そういうものに時間を使ってみると、自然とまた自分を取り戻して、しっくりきます。
私の場合は、文房具鑑賞(?)、読書、編み物、お風呂で熱唱(笑)などですかねえ。
また、とある女性の元依頼者のお話。
小さいころ、キャラクターの文房具を集めるのが大好きだったとのこと。
でも、大人になって、就職して毎日の仕事に追われたり、結婚して家事などに追われたり。
そんな毎日の中で、文房具集めは、卒業してしまい、最近まではすっかり忘れてしまっていたそうです。
今回、私の文房具ブログを見てくださり、
最近の文房具の進化にびっくり!!
文房具熱が再燃!!!
夢中になって、文房具屋さんに出かけたりしている内に、前よりも、少しずつ、こころも元気になっていった・・・
というお話をしてくださいました。
ご依頼の事件が無事終わって、直接お会いするのは、最後かも!という時に、ステキな文房具をプレゼントしてくださいました
ぶんじょ仲間が増えたこと。
自分の好きが、相手にも伝わったこと。
そして、相手の方が、小さいころに夢中になっていたことを思い出して、本来の自分を取り戻していくきっかけになったこと。
本当に私にとっても、うれしい体験でした。
もちろん、本来の自分を取り戻す方法は、文房具集めに限りません。
「なんか、私らしくなくて、最近調子悪いよ~!わたし、どうしちゃったんだろ~!」
というときには、
「わたしって、小さいころ、どんなことするとワクワクしたかな?」
って、少し振り返ってみてほしいです。
そして、「いま、小さいころワクワクしたことに近いこと、できないかな?」と考えてみて
ちょっとだけでも、時間をさいてみて、挑戦してみてはどうでしょう?
気が付いたら、モヤモヤが吹っ飛んでいるかもしれませんよ