ガーン!!!

 

夫の浮気が発覚!!!気持ち悪い

 

ぐすん…夫の浮気発覚

 

もう夫のこと、

信じられない・・・

 

こんな状態じゃ、

もう離婚するしかない・・・

 

夫には

自分の浮気のせいで

離婚することになった以上は

せめて、慰謝料はちゃんと払って欲しいわっ!悪魔

 

そのような悩みごとを抱えている女性に。

 

今回は

離婚に伴う慰謝料請求のうち

浮気を理由で

夫に対して、慰謝料請求する場合。

 

これがテーマ!

 

(注:「浮気相手に対する」慰謝料については、また別の回にご紹介する予定です。)

 

慰謝料請求の場合も

まずは、浮気があったことを裏付ける証拠の確保が重要になります。

 

離婚訴訟で登場することが多い証拠としては

●探偵の調査報告書

●携帯のメールやSNS上のやりとり

●携帯やパソコンに保存されていた写真や録音

●浮気相手からのラブレターっぽい手紙やメモ

●クレジットカードの利用明細書やレシート

などなど。

 

そして

浮気があったことを裏付ける証拠

これは確保できているぞ!

となったとして。

 

ここで

離婚の慰謝料請求の仕組みを

少し復習。

 

2018年1月15日付ブログ

離婚する時に慰謝料請求したい!そもそも離婚の慰謝料請求って、どんな仕組みなの?~離婚に伴う慰謝料請求①」

でご紹介しておりました。

 

でーん!!!

 

慰謝料請求2つの関門

 

離婚するときに慰謝料請求OKとなるには

2つの関門でチェックを受けるんでしたね!

 

ただ

浮気を裏付ける証拠があるよ!

といった場合。

 

関門①:相手の行動が、「不法行為」といえるかどうか?

は、ほぼ顔パスで通ります。

 

結婚している以上、

妻をさしおいて、

浮気したら

夫の行動は、

フツーで考えて

完全アウト。

 

そのため、

実質的に、

チェックは

関門②:相手の行動によって受けた損害(慰謝料請求の場合は精神的苦痛)をお金で評価すると、いくら位になるか?

だけみたいなものになります。

 

慰謝料請求の場合は

妻が受けた「損害」

というのは

「精神的苦痛」

を意味することにはなります。

 

ただ

法律の世界では

精神的苦痛の度合いを

お金で評価する、といっても

妻が、いかに自分がツライかアピールをする

アピールが激しいほど

高く金銭評価される。

というわけでは

必ずしもありません。

 

法律の世界で

精神的苦痛の度合いを

お金で評価する場合

いろんな要素を総合して検討します。

妻の実際の気持ち

というよりは

ちょっと引いてみて

客観的なできごと・状況から推察する。

というイメージです。

 

たとえば

浮気の悪質性の度合い。

 

ひとことで

「浮気」といっても

たとえば

1回、お酒の勢いで、肉体関係を持ってしまった、というものだったり

もしくは

もう心もからだも浮気相手と通わせてしまって・・・

長い期間にわたって、交際していたのか

などなど。

このあたりでも

評価が変わってくる可能性があります。

 

また

夫婦の関係がどう変化したのか。

 

浮気のせいで

実際にもう離婚した。

まだ正式に離婚になっていないけど、離婚紛争が勃発した。

それがきっかけで、妻が家を出て、別居することになった。

夫が浮気相手のところに行ってしまって、帰ってこなくなって、別居することになった。

もしくは、

多少ギスギスしているけど、なんとか家にまだ夫と一緒に住んでいる状態をキープしている。

などなど。

このあたりでも

評価が変わってくる可能性があります。

 

そのほかにも

結婚期間の長短

子どもの有無・年齢

浮気した夫の経済力

などなども

精神的苦痛をお金で評価するにあたって

検討される要素に入ってくる可能性があります。

 

というわけで

今回のまとめ!

 

夫の浮気を理由に

夫に対して慰謝料請求する場合。

 

まずは、浮気があったことを裏付ける証拠は必要。

 

浮気があったことを裏付ける証拠があって

浮気の存在は明白という場合には

離婚に伴う慰謝料請求の

2つの関門のうち

関門①は、ほぼ顔パス。

関門②だけが、実質的には関門。

 

関門②では、

浮気の悪質性の度合いや、

浮気の結果、夫婦関係がどのように変化したのか

などなど

いろんな要素を考慮して

慰謝料の金額を検討していく。

 

ということを

頭に入れておきましょう上矢印