九州で第1号の女性弁護士であり、

(本発売当時)90歳(?!)の現役弁護士!!!

湯川久子先生

「ほどよく距離を置きなさい」(サンマーク出版)

を再読しました。

 

既にご存知の女性も少なくないかもしれませんが、

改めて読み直して、

みなさまにもご紹介したくなり、

今日から、しれっと

「やすえり弁護士の本棚」カテゴリーのブログをスタートすることにしました。

 

星 星 星

この

弁護士湯川久子先生著

「ほどよく距離を置きなさい」

(サンマーク出版)と、

わたくしやすえりとの出会いは、

なんとも摩訶不思議な。

ファンタジー小説???

のようなファンタスティックなきっかけでした。

 

去年(2018年)1月ころ、

ぶらぶら~と、

これといって目的もなく

本屋をぶらついていて。

「新刊コーナー」に立ち寄ったとき。

 

まず、佐伯チズさんの新刊が平積みされているのが目に入りました。

むかし、ハマってよく読んでいたので、

「なつかしいな~チズさん」なんて

思いながら立ち読みしていました。

 

ふと、平積みされたチズさんの本の隣に目をやったとき。

そこにあったのが、

弁護士湯川久子先生の

「ほどよく距離を置きなさい」

(サンマーク出版)でした。

 

帯には

「90歳の現役弁護士」の記載。

そして、

湯川久子先生の

とても90歳とは思えない

肌つやの良い、

はじけるような笑顔の写真っ!!!

 

こ、これは!!!

すごい先輩がっ!!!

 

しかも、

わたくしやすえり。

実は、胸の内に秘めた密やかな、大きな野望の1つに

「サンマーク出版から、自己啓発本を出す!」

というのがありましてね恥ずかしい

当時、前例があるのかは、全く謎だったけれど。

まあ、夢見るのは自由だ。

みたいな気持ちで、

自分の胸の中で温め続けていました。

 

出版社を見ると、

まさに

やすえり熱望の

「サンマーク出版」!!!

 

まじか?!がっかり

 

そして、本の中身も、

弁護士の著作ではあるものの

法律知識そのものを紹介する本ではない様子。

 

帯には、こんな文字。

「自分らしく

前だけを見て生き抜く知恵。

人を裁かず、

心をほどく。」

 

ま、まさに、

わたしが夢に描いていたような本がそこに!!!

やすえりにとっては、大きな野望すぎて、妄想に近い話だったのが、

女性弁護士が、

法律知識そのものを紹介する本ではなく、

前向きに生き抜く知恵を紹介する

いわば自己啓発本カテゴリーの本を出している!!!

 

まぼろし~!!!

いや。

げんじつ~!!!

(なぜか、IKKO風)

 

もう帯だけで、シビれました。

 

しかもしかも。

ここが超摩訶不思議なのですが。

 

平積みされた本の1番上に置かれていた1冊を手に取ったのですが

てっきり、その下にも、

この「ほどよく距離を置きなさい」が

何冊も平積みされていると思いきや

下にあったのは、全然別の本。

「新刊コーナー」の周りを見渡してみましたが、

「ほどよく距離を置きなさい」は、

わたしが手に取った1冊以外、近くには置いておらず。

 

この1冊だけ

わたしの目につくところに置かれていたような状態。

 

いったい、どこから来たんだ???

ほんと、

まるで、1冊だけ

わたしの目に触れるように

どこかから湧いて出てきたように

そっと置かれていたのです・・・

 

こ、こわ~っ!!!がっかり(笑)

 

とはいえ、

すっかり、なんか、運命的なものを感じて。

こういう不思議なご縁は、結構大事にするタチ(笑)。

これは、もう「買えよ」ってことだわ。

うん、うん。

そう信じよう。

と思い、

買って帰ったわけです。

 

いや~ほんと、ここまで不思議な出会いがある本って、

さすがのやすえりでも、そう滅多にないことです。

 

いま思い出しても、不思議・・・

 

実際のところ、やっぱり買って大正解だったわけです。

 

星 星 星

湯川久子先生

「ほどよく距離を置きなさい」(サンマーク出版)

 

なんせ、女性弁護士もどんどん増えてきたとはいえ

いま2019年ですら

札幌弁護士会で、女性弁護士が2割弱っていうのに

湯川久子先生が弁護士になられた時代なんて、

そもそも女性が大学に行くことすら相当珍しく、

弁護士になられても、相当なご苦労があったことは、想像に難くありません。

 

湯川久子先生が、まだお若かった頃に、

大学でのご苦労や

弁護士として、

お客様の心に寄り添いきれず苦い思いをされた経験。

子育てとの両立に奔走したこと。

本当に自分は弁護士に向いているのだろうか。

ちゃんと弁護士としての仕事を全うできているのかと

悩み、迷い続けながらも

色々な人の支えに感謝しながら

趣味やボランティア活動に没頭する時間も確保したり

学生時代の友人やママ友達との交流もしたり

そうしながら迷いを少しずつ払拭しながら、

妻として

母として

女性弁護士として

1人の女性

1人の人間として

謙虚に、1日1日を丁寧に大切にしながら

今までの人生を歩まれてきた経験談。

 

そこからの気づきや

前向きに生きる知恵が

温かい言葉で綴られています。

 

日々奮闘する1女性弁護士として、

湯川久子先生の言葉は、

ほんとうに励まされます。

ときには、いろいろ悩んだり、迷ったりするけれども、

湯川先生も通ってきた道。

これでいいんだーって、思えてきます。

 

また、

法は、人を裁くものではなく、

心をほどくもの。

 

お客様が

人間関係の紛争に巻き込まれたときに

絡んだ糸をほどいていく。

ぎゅっ!と恨みや悔しさを握りしめてしまって固くなった心を

ほわっと、ほどくための知恵。

お客様に、こういうお話をすることもありますよ、

というエピソードもたくさん紹介されています。

 

やすえり、激しく同意すること多数っ!!!

 

ただ、自分が、お客様を目の前にしたときに

ここまでハッキリと堂々と言えるかなー

これは、90歳の人生経験に裏打ちされた貫禄がないと、なかなか・・・うらやましい

この領域に達するには、まだまだ修行が必要だぜー(^_^;)

なんて思うところも。

 

というわけで。

もちろん、やすえりのように女性弁護士として

女性としてキャリアを築いていく上でも

本当に励みになる本ではありますが、

一般向けの本なので、

女性弁護士だけを読者としてターゲットにしているわけでは全くなく。

(そりゃそうだ。)

 

いま離婚問題の渦中にあり、

苦しい思いを抱えている女性にとっても、

悩みの原因となっている家族との距離感や

自分と悩みとの距離感などを見つめ直し

「ほどよく距離を置いて」

気持ちを楽にするヒントが満載の本だと思います。

 

渦中の方には、

もしかすると、

「そうできたら、こんな苦しまないよー」と思えたり

少し耳が痛いところもあるかもしれませんが、

きっと、少しずつでも読み返しているうちに

少しずつ悩みに集中している意識から

視野が広がっていき、

心がほっこりしていく

背中を押してくれる本になるんじゃないかなって思います。

 

読んだあと、

感動というのか

うまく言葉で表せませんが

なんともいえず、

胸のあたりが、

あつーく

じわーとなる。

そんな本です。

 

今回改めて読み直しても、

なんだか、

胸のあたりが、

じわーとなったので、

これは、熱いうちにブログに書こう!!!

鉄は熱いうちに打て!(???)

というわけで、したためてみましたLOVE