ここ最近、ブログでは、連続して、
やすえり偏愛キャリアウーマンおばあちゃん3人衆(?)の1人
村瀬嘉代子先生のお話をしています。
先月6月のこと。
村瀬先生の著書を読んで以来、
胸きゅんが止まらない~♪
そして、約3年前の札幌での講演会に思いを馳せる・・・
ああ!
村瀬嘉代子先生に、また会いたい!!!
本だけじゃなくて、
生の村瀬先生のお話を聞きたい!!!
という欲がむくむく・・・
はっ!
どこかで、講演会の予定がないのだろうか???
もし、日程さえ合えば、
どこで、
どんなテーマであろうと、
聞きに行きたい!!!
と、情熱が抑えきれなくなり、
ネットで調べてみたところ・・・
きゃー!!!
あったー!!!
しかも、ちょうど予定が空いているところだあー!!!
7月、京都で、村瀬嘉代子先生の講演会があるの、発見しちゃったー!!!
と、やすえり、大興奮!
申込みしちゃえ-!!!
ちゃらり、ちゃらり、ちゃらりらーん♪
「そうだ、京都に行こう!」
まさに、アレっす(笑)
しかも、後から少し冷静になって
「あれ、テーマなんだっけ 笑」
と、見てみると、
「司法領域における発達障害者への支援」
あら。「司法領域」とな!
図らずも、超ピッタリ
我ながら、気づくの遅すぎだろ(^_^;)と、
自分で自分をツッコみつつも・・・
行って参りました!
「そうだ、京都に行ってきた!」(笑)
それでなくても、驚異の飛行機出戻り率を誇る「出戻り弁護士」やすえり。
その上、ひたひたと近づいてくる台風
無事に飛行機が飛ぶんだろうかと、内心怯えまくっていましたが
遅延すらなく、
すぅい~んと、
スムーズな旅路でした。
こりゃ、村瀬嘉代子先生の話をぜひ聞くべしってことだなって。
びんびんに、運命感じたよね(笑)
とにかく、夏の京都は、暑いだろうと覚悟はしていたものの、
想像を絶する暑さではありましたが・・・
暖房のヒーターから熱風かけられているんじゃなかろうかという暑さで、むわっとする外気と、
屋内の尋常じゃないクーラーとのギャップに意識朦朧としながらも、
講演会の会場である京都市内にある花園大学に到着。
講演会は、三部構成。
第1部は、花園大学の心理カウンセリングセンター長である橋本和明先生の講演。
橋本先生も、村瀬先生同様、家庭裁判所調査官のご出身とのこと。
刑事事件・少年事件を中心に、発達障害者支援の在り方や犯罪心理鑑定についてなどをお話しされました。
もう刑事事件・少年事件を完全にやらなくなってから、5年以上経過するやすえりですが、
マスコミ報道等から誤解が生じやすいが、発達障害があることと、犯罪傾向は関係がないこと。
(障害がなくても、犯罪を犯すひとは犯す。発達障害=犯罪者になりそうで、コワイっていうのは偏見。)
精神鑑定(犯罪の責任を問えるかどうかをお医者さんなどが診断するもの)と、
犯罪心理鑑定(心理学的観点から、犯罪に至るまでの過去・現在・未来を、時間軸として、ストーリー的に分析し、犯罪の背景をさぐるもの)との違い。
そして、発達障害者からは、一瞬、誤解を生じやすい言葉が発せられることもあるが、
それは、質問者側の発問の在り方等に原因があることも多いことなど。
橋本先生のお話も、たとえ話などを交えて、大変わかりやすくご説明くださり、
橋本先生の講演も、楽しく、わかりやすく、とても勉強になりました!
そして、第2部は、待ってました!
我らがアイドル(?!)村瀬嘉代子先生の講演。
最後の第3部は、村瀬先生と橋本先生の対談へ。
小柄で、華奢。
白地に黒の花模様がプリントされた可愛らしい夏らしいワンピースに
さらっと、白いジャケットをはおっている。
これで、85歳(84歳かもしれないけど)!
激カワっ!!!
わたしも、こんな感じになりたい!って、
もう倒れそうなほど、胸きゅんするやすえり(ただの変態だろっていう笑)
そして、激カワな装いのほかにも、
まず、たまげたのが、
村瀬先生、講演パートの冒頭に、
「橋本先生の先ほどのお話を受けて、次の対談に繋ぐために、
レジュメを用意してきて配布していますが、それは後ほど皆様が各自お考えいただくとして、
用意していた内容と変更して、お話したいと思うのですが、よろしいでしょうか?」
と、その場で、いきなりの内容変更!
聴く側は、そりゃ、よろしいですけど、
そんないきなり内容変えて、1時間も話すって、大丈夫なんすか?!という凡人やすえりの心配をよそに、
しれっと、流ちょうに、話を紡ぎ出す村瀬先生。
ときには、くすっと笑ってしまうお話も交えつつ、
聴衆が、思わず、自らの支援者としてあるべき姿を、ハタと考えさせるような、
心にぐっと突き刺さる言葉を紡いでいき、
1時間の講演を、もとから入念に用意されていた内容通りかのように、するっと終える村瀬先生・・・
もう驚愕しかない・・・
第2部の講演パートもさることながら、
第3部の対談パートが、橋本先生からの絶妙な質問やまとめの発言もあって、
さらに、村瀬先生の魅力全開に!
それにしても、村瀬先生の言葉のチョイスは、本当に「神」!
も~!全部、丁寧に紹介したいくらいだけど、
さすがに、逐語反訳かっていう、おそろしい長さになりそうなので、
(現時点でも充分に長いっていうのに)
やすえりが、今回の村瀬ワールドの中でも、特にお気に入りのキーワードを
(断腸の思いで)3つにしぼって、ご紹介したいと思います。
その3つのキーワードとは、
①「ゲシュタルト」
②「ジェネラルアーツ」
そして最後は、
③「タマネギ」(笑)
①「ゲシュタルト」
「同じ課題でも、課題を提供している人を、『ゲシュタルト的』に反映しているもの。
セラピストは、科学うんぬんの前に、『自分の在り方』に注意を払うこと。」
「ゲシュタルト崩壊」といった言葉は聞いたことがあると思いますが、
「ゲシュタルト」というのは、「全体的」「全体構造」みたいな意味。
(と、わたしは理解している。違ったら、ごめんなさい汗)
心理学では、○○療法などといった課題・技法・マニュアルがあって、
同じ内容の課題(技法・マニュアル)を利用しているのに、
クライアントと良好に信頼関係を築く場合もあれば、
クライアントが無表情のままである場合もある。
課題の科学的意味うんぬん以前に、
課題を提供しているセラピストの全人格的な部分、在り方が、クライアントに反映されてくる。
なので、まずは、クライアントの前に立つ、全体的な自分の在り方・姿勢を問うべし、というお言葉。
弁護士の離婚相談でも、
離婚に関する知識が全然ないとか、場当たり的に雰囲気で話すのは論外だけど、
法律知識だけ淡々と言えば弁護士の離婚相談として充分かっていうと、
全然そうじゃないなっていうのは、実感としてある。
むしろ、女性のお客様の前に立ったとき、
同じような離婚に関する法律知識を話すにしても、
法律知識うんぬん以前に、
弁護士側の「全体的な在り方」自体が問われている。
全人格勝負というか。
法律知識がどんだけ豊富で素晴らしいか、うんぬん以前に、
女性のお客様が、安心して、踏み込んだことも話してみちゃおうかなって思えるかどうか
離婚相談で、話した後に、心が軽くなったなあ、来てみて良かったなあって思えるかどうかは、
弁護士の在り方が、「ゲシュタルト的に反映」している。
普段、離婚相談のとき、弁護士として、どういう「在り方」をしているだろうなあ・・・
と、改めて考えさせられる名言。
②「ジェネラルアーツ」
「ジェネラルアーツ(一般教養)、一般良識、生活感覚の重要さ」
教科書だけ読んでりゃいい、というものではない。
という戒め。
アロマ、ハーブ、カーネギーを始めとする自己啓発本、心理学や心理占星術・心理タロットなど、
わたしやすえりの知識欲は、いまや、あちこちに派生していて。
でも、どこか弁護士なのに、趣味の勉強ばかりに走って、すみません(^_^;)
自分でもどこに向かってるかわからんし。
って、引け目に感じているところも少なからずありましたが。
でもでも、だんだん、ええかっこしいとか、引け目とかを手放して、
実は、女性のお客様に、こんな面白い考えもあるんですよー!!!って、
少しずつカミングアウト(?!)して話している内に、
自分の心配・不安は何のその。
女性のお客様も、すごく面白がって下さることが多いなあって。
そういうこともここ最近少し経験することが増えていて。
もしや、法律知識だけじゃなく、こういう色んな知識も、大事なのかも。
というか、場合によっては、むしろ、法律知識以外の方が
女性のお客様の「心を軽くする」という面では、よほど役立ってないか???
という思いがよぎることもチラホラ。
まあ、わたしの興味が向いている方向の知識が、
「ジェネラルアーツ(一般教養)」
といえるのか。
ややマニアックじゃね???
という気もしないでもないですが(笑)。
弁護士だから、法律書だけ読んでりゃいいんだよ、ってもんじゃない。
一見関係なさそうな分野の知識も、堂々と大事にしてお披露目しても良いのかも?!と
自信を持てた一言でした。
また、ええかっこしい癖のため、ついつい隠しがちだった「家事ポンコツ」エピソードとか。
自分が生活する中で、「仕事しながら、家事するって、ほんと、得意じゃないひとには、キツイっすよね」という感覚。
「もう開き直って、こんな感じで折り合いつけてまっせ」という感覚。
「こんなに毎日頑張っているのに、こういう言葉を言われると、テンション下がりますよね。ほんとにね・・・遠い目」みたいな感覚。
そういう、弁護士っていっても、ごく普通というか(普通以下?)の部分もありますよ、そりゃねえ・・・
っていう、「生活感覚」を共有するというのも、本当に大切だなって。
そして、最後の気になるであろうキーワード。
③「タマネギ」
村瀬先生が過去に取り扱った事例で、発達障害がある男の子と一緒に、先生のご自宅の隣にある小学校の校庭に、ホースで水を撒いちゃうという、ちょっとしたイタズラをする。その出来事が、カウンセリングが発展していく突破口になる、というエピソードがあって。
村瀬先生は、後から小学校の校長先生に謝罪に行こうと覚悟して、そういう行動に出るわけなのですが。
(本では、うっかり水が行っちゃったようにも読めるのですが、講演で聴くと、もう少し、イタズラ心を発揮して、やる気でやったぽかった。笑)
対談相手である橋本先生から、そういう茶目っ気・子供心を発揮するというのは、
セラピストとしては、「枠」を外れる行動であって、
相当に「勇気」・「覚悟」がある行動。
村瀬先生のように「勇気」「覚悟」があって、
やさしさの中にも、一本筋が通っているようになるためには、どうしたら良いのか?と質問をされました。
それに対する村瀬先生の回答で出てきた言葉が、
「タマネギ」の話。(笑)
「『ムラセ』という存在は、1個の『タマネギ』のようなもの。
タマネギって、皮をドンドンむいていくと、最後は何もなくなってしまうでしょう?
自分も、元々は非力なのだけど、
1つ1つの皮=人の思いが重なって、
1つの『ムラセ』が出来上がっている。
自分は非力なところに、
周りの人が心をかけてくれたこと、
思いをかけてくれたこと
1つ1つを思い出す。
そして、そのお返しをすると考えたとき、
その人ご本人に、直接に、ちょっとしたプレゼントを贈るとかではなくて、
『お役目』として返す。
本当は、個人的には、もう仕事やめたいな、とか。
こんな大変なのは引き受けられないわ、自分にはできないわ、とか。
そう思うことも多々あるんですよ。(と、少し苦笑されて。)
それでも、どうしても・・・とお声をかけていただいたとき、
タマネギの皮1枚1枚、
あの皮は、○○さんの思い。
この皮は、○○さんに心をかけていただいたこと。
そういう風に思い出していくと、
『勇気』が出てくるように思います。」
大ベテランの先生でも、
内心では、もう無理、できないとか思われるんだなと
しかも、大勢の前で言っちゃうんだっていうのも、
ほんと、お茶目さんだな♪とか思いつつ、
ほんと、「ムラセ」タマネギだけじゃなく、
「ヤスエリ」も「タマネギ」だなあって。
札幌に帰ったら、またがんばろ!って、
本当に、「勇気」がもらえた。
そんな励まされる言葉でした
最後には、
とにかく、やっぱり、村瀬先生、好き~!!!
って、つい思っちゃう(笑)
そんなステキな講演でした!
「ゲシュタルト的」に女性のお客様に向き合う
アロマ知識など、「ジェネラルアーツ」全開の
「タマネギ」(笑)なやすえり弁護士に
離婚相談してみようかな~
と思い立った女性へ・・・
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