去年は、何かと東京に出かけることが多く。
日帰りで、研修に出かけたこともありました。
帰りの飛行機は、最終便
研修が終わった後、2時間くらいは、自由に過ごせそう。
どこか、お店でものぞきに行こうかしら?
そう考えて頭に浮かんだのが、
ひそかにずっと気になっていた、「文房具好きの聖地」!
「2時間くらいあったら、移動時間を考えても、少なくとも1時間は、お店を見られそうだなあ」
「今日を逃したら、またいつ東京に来るかわからないしなあ!!」
「この前、カキモリに勇気出して行ってみたら、とっても良かったしなあ」
「こ、これは、行くなら今でしょ!!」
というわけで、本当に行ってきました!
銀座の伊東屋!!
「札幌市民に言われても、知らないねえ~」
という方のために、わかりやすく言うと、
「札幌の大丸藤井セントラルの東京版」
札幌の大丸藤井セントラルみたいに、ビル丸ごと文房具という「文房具のデパート」。
しかも、その「文房具のデパート」が、銀座の一等地に、ど~んとある!
というのが、伊東屋の銀座本店です。
まさに、文房具好きの聖地。
よ~し!聖地訪問へ、いざ行かん!
地下鉄で銀座の駅に降り立ちました。
「わ~!銀座に来ちゃった!銀ブラだ~!」
ドキドキ・・・
わたしは、おのぼりさん、まるだし(笑)。
銀座のど真ん中で、地図をくるくる回しながら、伊東屋を探します。
すこし歩くと・・・
ありました!!
伊東屋のトレードマーク。
でっかい赤クリップがついた看板!
さあ、中に入るぞ~!
入口に入ってすぐのところには、季節のお便り特集。
季節感のある素敵なカードやレターセットなどが集められていました。
入口からして、すてき文房具の宝庫!!
伊東屋銀座本店のフロアは、地下1階から9階まで。
各フロアは、カジュアル文具フロア、オフィス文具フロア、手帳・ノート類フロアや、万年筆フロアなどに分かれています。
(ちなみに、現在は、別館が新設されて、別館のほとんどが、どーんと万年筆コーナーになっているというウワサ!)
1階。1階。
下から階段を上がりながら、順々に上へ。
各フロアをなめるように(?)見て回るわたし。
「きゃー!きゃー!すごい品揃え!」
「これも、かわいい!」
「あれも、かわいい!」
「テレビで紹介された最新文房具を紹介しているコーナーもあるなあ!」
「わたしの好きなライフのノートやレポートパッドが、めちゃくちゃ揃っているわあ!!」
「なぜか、オフィス用イスまで、展示されているなあ!」
各階ごとに、あれや、これやと夢中になって見ていきます。
圧倒的な量の文房具に興奮状態の中、階段をのぼり続けるわたし。
すっかり息を切らしながら(←ただの運動不足?)、ようやく万年筆フロアに到着!!
カラフルなカジュアル万年筆が、テーブルや棚に、キレイに並んでいたり。
高級万年筆は、うやうやしくガラスケースに入っています。
そのガラスケースも、フロアの真ん中やレジカウンター前だけではなく、壁一面に張り巡らされています。
やはり、品揃えと量は、圧倒的!!
わたしは、万年筆フロアをぐるぐる回りはじめました。
・・・
「あ~~っっっ!!!」
そこでわたしが目にしたものは・・・
パイロット キャップレスデシモ!!
このキャップレスデシモ。
その名の通り、キャップのない万年筆なんです!!
ちょうど、伊東屋訪問の少し前。
文房具雑誌で見たばっかりだったのです。
実は、前に、キャップつきタイプのペンを、ペンケースに入れずに、そのままカバンに入れて持ち歩いていたところ、
知らない内にキャップが外れていたことがありました。
気が付いたときには、カバンの裏生地と、カバンの中に入れていたエコバッグに、インクがベッタリ・・・
「ギャー!」
という、残念な思いをしたことがありました。
そのため、「キャップレスだったら、こんな悲しい事故は防げるなあ!」
「万年筆のキャップをなくしてしまうなんて、なんて斬新なんだろう!!」
「しかも、デザインもステキだわあ~」
・・・と、文房具雑誌で紹介されたときに、むちゃくちゃ気になる存在だったのが、キャップレスデシモなのです。
とうとう実物に出会ってしまった!!!
そこからは、わたしの頭の中で、2人のわたしがバトルを始めます。
:「いま買わなくても、札幌でも売っているかもしれないわ。今日は我慢したら?」
:「もし今日買わないで、後で欲しくなったときに、札幌にはなかったとなったら、すごい後悔するんじゃない?!」
:「この前も、レガンス89Sを買ったじゃない。また万年筆を買うなんて、無駄遣いだわあ。」
:「レガンス89Sは、キャップがあるタイプでしょ。キャップレスデシモは、また全然別物だよ。」
:「レガンス89Sは、事務所で使う。キャップレスデシモは、外出用に使う。って使い分けたら良いじゃない。」
:「どちらも、長く大事に使えば、全然無駄遣いじゃないよ!」
:「キャップレスデシモを使えば、もうカバンやカバンの中の物にインクがついちゃうなんてこと、無くなるんじゃない?」
:「キャップつきの万年筆は、色々な種類を目にするけれど、キャップレスのものって、ほとんど他には見ないよね?珍しいものは、コレクションの1つにする価値があると思うな!」
:「せっかく文房具好きの聖地、銀座の伊東屋に来たんだから、何か記念になるものを買っても良いんじゃないかな!」
・・・
ちょうどそのとき。
伊東屋の店員さんが近くを通り過ぎようとしていました。
そして、わたしは、こう言いました。
「このキャップレスデシモ、ください!!」
結局、またもや奮発して、キャップレスデシモをゲットして帰りました
なんだか、前にもどこかで見たような思考回路だなあ(笑)。
さて。
銀座の伊東屋訪問記念の品となった、キャップレスデシモ。
これは、買って本当に大正解でした!!
シャープペンシルのように、上をノックします。
すると・・・
シャキーン!!
ペン先が現れます。
ちなみに、ペン先は、極細タイプにしました。
書いた文字は、こんな感じ。↓
インクにじみが少なく、手帳に書き込むのにも、ちょうど良い字が書けます。
本当に、何とも繊細なほそーい字が書けるのです!
すらすら~とした、なんともいえない心地よい書き味。
そして、なんともいえない繊細な極細字・・・。
独特な書き味とそこから繰り出される繊細な文字に、すっかり夢中になっています!!
(ちなみに、インクの色は、ブルーブラックです。)
もちろん、カバンに入れるときには、ノックして、ペン先をしまいます。
そのため、カバンに入れている間に、キャップが外れて、インクが中に付いてギャー!という悲惨な事故も、無くなりました。
↓
最近では、ほぼ100%近く、外出するときにお供する万年筆は、キャップレスデシモになりました
ちなみに、銀座の伊東屋では、伊東屋オリジナル商品もあります。
レターセット、革小物から、ペンや万年筆などなど。
わたしは、「すてき~!おしゃれ~!」などと思いながらも、伊東屋オリジナル商品は買わないまま、帰ってきてしまいました。
「伊東屋訪問の記念にするなら、伊東屋のオリジナル商品を買うのが、フツーの発想だったかも・・・」
家に帰って少し冷静になったら、ちょっぴりそう思いました(笑)。